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ドリッド便り

不定期的にマドリッドの春夏秋冬の様子をアップしてまいります。

  • michiko18

激動の2週間

今日は2018年6月7日木曜日。

5月24日から今日まで、スペインにとって激動の2週間でした。

5月24日、10年以上審理が続いて来た組織的汚職事件「グルテル事件」の最初の判決が全国管区裁判所で下され、与党民衆党による組織ぐるみの汚職体制の存在が司法的に肯定され、多数の民衆党政治家が有罪とされました。

これを受けて翌日25日に野党第一党の社会労働党が内閣不信任案を国会に提出。国会で白熱した討議・答弁が繰り広げられ、6月1日(金)には内閣不信任案が可決され、現役内閣が倒れました。

350議席の国会でたったの85議席しか持たない社会労働党ですが、「汚職体制をこれ以上、見逃し続けてはならない」という国民全体の世論を背景に、ほとんとの野党政党を説得して政権交代を実現し、昨日、6月6日に正式に新内閣を発足させました。

新しい内閣は、首相以下15名の大臣から成りますが、その内の11名が女性。女性を登用しようと言う意図があったというよりも、各大臣の顔ぶれを見るといずれも担当分野で経験や実績を持つ人物で、「仕事のできる」人を探したらたまたま女性だった、という印象を受ける、納得できる人材に感じます。

スペインはここ数十年間、2大政党入れ替わりはあるものの、国会の過半数の上に胡坐をかいて組閣された政府が続いて来ましたが、昨日生まれた新政府はひとつひとつの政策、法案に連立を余儀なくされ、政治的手腕が必要とされるはず。激動の2週間の後、新政府にとって苦難の時代の始まりかな。

さて、来週はサッカーのワールドカップが始まり、スペイン中はサッカー一色になりそうです。




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