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ドリッド便り

不定期的にマドリッドの春夏秋冬の様子をアップしてまいります。

  • michiko18

公園が生き返りました!

暑さ寒さも彼岸までとか言いますが、標高が660メートル近くあるここマドリードは一日の寒暖差がこの時期はとても大きいです。ここ数日、日中の最高気温は20度を超えることもあるのに、日の出前の最低気温は零度とか1度という日が続いています。

今日の公園は様々な樹木の翼果で明るい緑色に溢れています。



1月末にミモザが咲き、2月末から3月上旬はアーモンドの花、そして3月半ばからチェリーの花を楽しませてもらいました。これから4月上旬まではマドリッド北東部の大きな公園に植樹された日本の桜、ソメイヨシノが見頃を迎えます。我が家の近くの公園の八重桜が開くのはまだまだ先のようです。




マドリッド市内にはたくさんの公園があり、様々な樹木や草花たち、バラ園や噴水などが見る者を癒してくれます。ところが2007年のリーマンショック以降、スペインも深刻な金融危機とそれに伴う財政危機にあえいだ時期、スペインで一番と言われる財政負債を抱えたマドリッド市は大幅な支出削減を迫られ、そのしわ寄せは市民の憩いの場所にも顕著に現れました。公園や街路の樹木は剪定してもらえず、伸び放題の末に折れてしまったり、上部が枯れてしまうものもたくさんありました。また、噴水は水を止められ、池の水は濁り放題で、悪臭まで放つ始末。草花も手入れしてもらえず、芝生は擦り切れ、ごみの清掃もままならない、そんな公園を犬の散歩で通るたび、暗い気持ちになったものでした。


財政状態が改善したためか、市政の政権交代があったためか、ここ3-4年、街の緑に対する扱いが目に見えて改善されています。街路樹や公園の木々がちゃんと剪定されて、この時期には元気に翼果や新芽を付けています。池の水も透き通って綺麗だし、噴水もきらきら光る水を吹き上げています。バラ園も雑草が取り除かれ、枝もきちんと剪定されています。



あちこち破れかけていた公園の柵もちゃんと修復されています。




そして、今日久々に丘の上の公園からマドリッドの街を眺めたら、上空を覆っていたスモッグがない!すっきり青い空が広がっているではありませんか。



昨年11月30日からマドリッド市が施行した排ガス規制条例でマドリッド市内中心全域(Madrid Central)には化石燃料排気レベル別に分類された車両の内、あるレベル以上のクリーンな車しか入れないようになりました。3ヶ月の準備期間を経て、3月16日から正式に条例が発効し、違反すると罰金が科されるようになりました。その効果もあってか、今朝のマドリッドの空は青く澄んでいました。


若者たちによる世界規模の「Friday for Future」運動、3月15日にはスペインでもマドリッドを中心とする多くの都市で大規模なデモが行われました。


未来を救うため、今の自分に何ができるか、青い空を見ながら考えました。



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